NAIAS

SERIAL NOVEL

連載短編小説

水の都ナイアスを舞台にした、見習い水聴士ダフネの物語。
動画の公開に合わせて、短いお話を一話ずつ連載していきます。

1

ナイアスの朝

〜運河沿いの水車の家から〜
ダフネの日記

ナイアスの朝は、いつも天井から降り注ぐ光のカーテンではじまる。

窓を開けると、ミル・ハウスの大きな木製水車が「カラカラ、ゴトゴト」と規則正しい音を立てて回っていた。その飛沫が朝日に反射して、エメラルドグリーンの運河をキラキラと染めていく。

お気に入りのカヌーにパドルを乗せて、私はいつもの街巡りへと漕ぎ出した。

「ピクシス、今日もいいお天気だね」

私の肩の上に飛び乗ったピクシスは、翡翠色の目を細めて小さく鳴いた。だけど、その視線はいつものように、街の景色ではなく、ずーっと高い天井の水面をじっと見つめている。ピクシス、あなたにはあの上から、一体どんな音が聴こえているの?

── これからの連載 ──

続きの話は、動画の公開とともに、ひとつずつ解禁されていきます。

TO BE CONTINUED…